みなさん、こんにちは。
海外展開をこれまでやったことのない
企業にとってはハードル高いですよね。
突然ですが、日本の過去30年の振り返り、
今後30年の見通しを見てましょう。
1995年と現在を比較すると
・名目GDPは減少傾向(5.5兆ドル→4.2兆ドル)
・一人あたりGDPも減少傾向(44千ドル→34千ドル)
・為替レートは円安が進行(約80円→約150円)
・世界企業ランキングtop50は激減(32→1社)
・給与水準は横ばい(450万円→450万円)
・貿易収支(輸出主導で貿易黒字→国際競争力の定価で貿易赤字)
2055年と現在を比較すると
・人口の減少(2050年には1億人を下回るか)
・労働人口の減少(働き手不足)
・日本の得意産業減少(かつて世界を席巻した自動車業界の衰退)
・AIにより貧困層の拡大(生産現場でも自動化が当たり前の時代か)
日本はかつて「Japan as No.1」と世界で
呼ばれるほど、すごい力を持っていました。
それは戦後貧しい時代からの脱却を
目指し、それぞれが創業者精神で
頑張ってきたのです。
この先30年を見ると消費市場としては
下降線を辿るのは目に見えております。
それぞれの経済指標も悪化の一途を辿るでしょう。
もはや目先の国内ビジネスで満足するのではなく、
海外ビジネスに着手し始めることが重要です。
みなさんの会社の雇用を守るためには
会社に利益を残す必要があります。
その利益を稼ぐためには、入口となる
売上高が必要です。
では、社長さんにお伺いします。
会社の出口戦略として、社長の代で廃業しますか?
廃業して、従業員を皆解雇しますか?
それとも会社を承継し、100年いや、200年、
300年企業となるように成長させたいですか?
もし後者であれば、まずは現在の売上高構成に
海外比率を生みだすことから始めましょう。
「今すぐの緊急度は低いが、
将来的な重要度が高い」ことに
着目するときではないでしょうか。