みなさんは部下への教育は得意ですか?
自分のことで忙しく、部下に仕事を教えている
暇なんてないよ、っていう方もいますし、
そもそも仕事は、先輩の背中を見て盗むもんだ
なんて昭和的な考え方もあると思います。
とはいえ、何も教えないわけにはいかないですよね!?
会社として進むべき方向性や会社として求める行動など
違う方向や行動にならないよう、しっかりと伝えていく必要があります。
では、「実務的なところはどうだ」というのが本日のテーマです。
*上司がある程度リードしてあげる部分
*部下が能動的に行動するように仕掛ける部分
このバランス感がとっても大事になります。
これって子を持つ親と同じ感覚なので、今回は親子を例えに話をします。
例えば、親が全て子のために目標を用意して、その目標に向かって
レールを用意すると、子供はどうなるでしょうか?
子供は何も考えず、ただ単に親の言うことを聞くだけの子になりがちで
自らの意思で行動を移せなくなってしまうのです。
では、どのようにすれば子供は能動的に動けそうか?
例えば、将来なりたい自分を頭の中にイメージをさせます。
この段階でイメージができなければ、まずはいろんなことに挑戦し
そのイメージが見えるところから始めることが必要ですね。
そしてそのなりたいイメージに必要なスキルやノウハウが
何なのかを言葉にして書き出していきます。
例えば、子供の目標が「将来お寿司屋になりたい」とします。
ではどんなお寿司屋さんが良いのか、少し具体化していきます。
『いろんな国のお客さんが来てくれて、コミュニケーションを
図りながら、美味しいお寿司を食べてもらいたい』
その目標を達成するための要素を因数分解していきます。
すると、次のようなスキルが必要なことに気づきます。
- コミュニケーション能力の強化
- 語学力の強化
- 食に対して幅広い知識や寿司を握る技術
では、それぞれのスキルを強化するためには何が必要か?
今度は目標に向かって逆算し、行動を設定していきます。
例えば、『語学を強化するために、来年留学する』のように。
目標から、そのための必要なスキルやノウハウをイメージし
それらを身につけるためにはどのような行動が必要なのか
これらを自発的に考え、言語化して実行していくのが
能動的な行動の育みへの第一歩です。
でも自発的な行動を促すあまり、親として子を放置しすぎると
子はそれ以上前進できなくなり、歩みをやめてしまいますので
ご注意ください。ある程度、子が歩む方向のちょっと先の足元を
照らしてあげることは必要です。つまり『バランスが大事』です。
いかがでしたでしょうか?意外と子供に対する教え方と
部下に対する教え方って似ていると思いませんか?
私は社外COOとして、クライアント企業さんの社員教育にも携わっております。
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